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他科で治療を続けてもなかなか咳が治らない小児が耳鼻咽喉科を訪れます。鼻汁が余り見られない為,家族は副鼻腔炎の存在に気が付きません。小児は正確な症状を自ら訴えることが出来ない為,親が注意して判断する必要があります。しぼり出す様な咳が続き風邪などの治療で良くならない、特に夜間から明方に症状が強く見られます。診察をすると鼻からのどに落ちる粘性の強い鼻汁が認められます。のどに落ちる`後鼻漏`を出そうとする行為が咳となります。副鼻腔のX線あるいはCT検査を行うと副鼻腔に強い陰影が見られ副鼻腔炎と診断されます。
2016-03-28 17:14:44
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